2024年9月14日4時

お義兄ちゃんに壊される

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1. blgo18@fans 2024年12月20日 04:17

1:00:48

2. blgo18@fans 2025年2月4日 22:22

♪ お義兄ちゃんは狂っている ♪ 
(××をご自身のお名前に変換できます。コピペしてお使いください)

夢を見た。
夢の中で××はとあるライブ会場にいた。
男性アイドルグループのライブイベントの会場だ。
今はまだ日の目を見ない地下アイドルではあるものの、彼らの音楽にかける熱は本物で、その歌詞には魂の叫びが籠っていた。

そして。そのセンターには尊敬すべき兄がいる。

熱すぎる波に揉まれながら、××は自分の義兄を見つめ続けた。義兄はとても近いようで、遠いところに存在する。

義兄は××だけを見つめていた。
ステージの上でどれだけ動こうと、ファンにサービスをしている合間でさえ、必ず××に視線を向ける。

だんだんと××の中に、憧れと、尊敬と、言いようもない不安が渦巻く。

広すぎる波をかき分けて知らない誰かが××の手を握った。
安心するようで、それでいて、なぜか信じ切ることのできない、頼りのない指先であった。

小さな不安が膨らむ××の耳元で
「付き合ってほしい」と、その誰かが囁いた。

聞き慣れない声に驚き振り返る。

××の手には、まだ仲良くなったばかりの男友達の手がつながれていたが、彼の顔はハッキリとは見えなかった。

その代わりによく見えたのが――。

今まさにステージに立っているはずの義兄だった。

義兄は、ただ黙って、こちらを睨んで立ちすくんでいる。
その手にはキラリと光る刃物が見えた。
いつから持っていたのかは分からない。

――おそらくは初めから持っていたのだ。

義兄が、腕を上げてそれを振りかぶる。

とっさに××は、頭を両腕で覆ったが
義兄の振りかぶる相手は××ではなく――。

顔も分からない誰かであった。

♪ 終わり ♪

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